2017年9月29日金曜日

僧侶研修会での衝撃





「因幡の源左」で有名な鳥取市青谷町の願正寺さんで、鳥取因幡組・鳥取伯耆組合同の僧侶研修会を行いました。講師は東京教区千葉組常圓寺の前住職、井上捷信さんです。井上捷信さんと出会うのは初めてではありません。6年前に鳥取市で開かれた「日本ホスピス・在宅ケア研究会鳥取大会」で、お坊さんと語るスピリチュアルケアというコーナーにパネラーとして出席いただきました。
たまたまコーディネーターという役が私に当たっていましたので、井上さん他僧侶2人と最近家族を亡くされたご門徒さんとディスカッションしました。重いテーマですから、話しが行き詰ったときは井上捷信さんにマイクを向けました。にこやかな顔で、難問をすらすら答えられました。ずいぶん助けられたのを覚えています。
井上捷信さんは、10年ほど前に喉頭がんで声を失っておられました。しかし機械音声ですが、明瞭に聞き取れますので、何ら問題はありませんでした。今回も全く問題ありませんでしたが、衝撃の報告がされました。ガンですから定期的に検診をされています。直近の検診で肺にガンが多数転移していることがわかったそうです。余命も3か月から6か月と告げられているそうです。それでも願正寺さんや私に会うため鳥取にやってきたと言ってくださいました。
このたびは、私たちが限りある人生を生きていくのに、勇気をいただく話をしてもらいました。そして答えは「歎異抄に書いてある」というお言葉をいただきました。本当にありがたかったです。先生の飄々とした生き方は私の見本です。今日のご縁に心から感謝申し上げます。合掌


 

 

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