2017年10月2日月曜日

軟式野球ボールの大改革

日本で生まれた軟式野球ですが、高校野球やプロ野球で使う「硬式ボール」ではなく、ゴム製の「軟式ボール」を使っています。日本人は海外から何かを取り入れるとき、様々な工夫をして独自のものを開発することがよくあります。軟式ボールは硬式ボールに比べて安価で安全ということから、中学生までは軟式野球一本です。その他軟式テニスも日本独自のものですし、ビールが高かったことから味を似させて生まれたホッピーも日本独自の飲み物です。

このたびの大改革は、子供の体形の変化に合わせことと、軟式から硬式に移行するときのギャップを少なくするために行われたようです。軟式ボールの誕生は昭和13年です。小学校の頃は柔らかいゴムのボールに親しみ、中学校で軟式ボールになじみ、高校で軟式野球部を経験しました。社会人になって野球同好会に入りユニホームも作りました。昔はサッカーチームもほとんどなく、野球オンリーでした。

今軟式で使われているボールより2グラム重くなります。大きさは変わりませんが、硬さが変わりバウンドが10%ほど少なくなります。また、表面の模様がハート型になり空気抵抗を抑える形になりましたので、飛距離が出るようになります。つまり低いバウンドで飛距離が出るのが大きな特徴です。

実際に使った中学生は、バウンドが低くなり姿勢を低くしないと取りにくいと言っています。重さのわずかな違いのように思いますが、肩やひじへの負担が重くなり、一試合を一人で投げぬくのは難しくなるといいます。今後軟式野球がどう変わるのか楽しみでもあります。
 

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