2017年12月10日日曜日

入仏式のお勤め

今日は他宗から移って来られた門徒さん宅の入仏式をお勤めしました。他宗だったのでご本尊は違いしましたし、脇掛けも違うものでした。そのほか水を供える容器や数多く納められていた位牌もすべてお寺に持ち帰ることに致しました。

中央には阿弥陀如来の立像を安置し、両脇掛けには親鸞聖人と蓮如上人の絵像を安置致しました。右横にはご先祖の法名を記した過去帖を配置させていただきました。その写真がこれです。
 
浄土真宗の金仏壇ではありませんがピタリと収まりました。

実はこのご本尊と両脇掛けは、先年にお亡くなりになったご門徒様から有効利用して欲しいと言うことで私の方がお預かりしていたものです。お預かりして数年たちますが、仏像と絵像という組み合わせや、大きさなどなかなか合うものがなくて当山の客殿に仕舞っていたものです。阿弥陀如来像は私の父(前住職)が選び、絵像は本山から届けられたものです。

お荘厳して見てこのようによみがえったのを喜んでいる次第です。住む方がいなくなり仏壇をどう扱えばいいのか困っていらっしゃる方もあるようです。タイミングさえ合えば、あとの方に使っていただくことは可能です。仏壇に手を合わせる意味は仏德讃嘆と報恩感謝の気持ちを表すことです。朝晩のお勤めを励行したいものです。
 

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