2018年1月10日水曜日

ひとり去り、二人去り

朝、新聞の訃報欄を見て驚きました。40年以上の付き合いになる業者の方の名前が載っていました。田舎ならばこそ知ることが出来ました。鳥取では誰もが地元紙の訃報欄を利用することが出来ます。しかも葬儀の場所や時間まで書いてあります。都会では考えられないことらしいです。真っ先に見るのは新聞の訃報欄という方もあるようです。

私の二歳先輩でした。私はサラリーマン時代に、広告宣伝担当をしていたこともあり、屋外広告はすべてお願いしていました。偶然ですが行きつけの飲み屋でもよくお会いしましたし、彼の仕事場に出かけて行って無理難題を頼んだことも一度や二度ではありませんでした。退職してからもお寺の看板はすべてお願いしていました。墓地整理の公告も、錆びない・劣化しない・再利用出来るという条件を付けて数十本の立札を作ってもらいましたし、本堂正面の寺号看板、駐車場の案内看板、門徒会館の電飾看板など現在使用しているものもすべて彼にお願いしました。これからは誰に頼めばいいのだろうと途方に暮れています。
JC時代からの友人もたくさんおられます。友人代表の弔辞を聞き、昔を思い出しました。彼の内面を知ることが出来ました。家族の方は、当初身内だけで済まそうという気持ちだったようですが、普通の形の葬儀にされて良かったと思います。これだけの人が彼ときちんとお別れすることが出来ました。人の死は隠すものではないと思いました。合掌
 

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