2017年12月14日木曜日

銀行がお金を預からない時代

最近は法人でも個人でも新規に口座開設をしにくくなっているそうです。何故かといいますと、現在の都市銀行の預貸率が約50%程度で地方銀行の預貸率が約70%と低迷しているからだそうです。つまり預かったお金を運用するところが少なくなっているということです。一方銀行が日銀へ預けようとすると手数料を取られますので、運用先のない資金は持たないほうがいいということになります。
現在の預金利率は、100万円を1年間定期預金しても利息は年間で80円ほどです。利息はほとんどつきません。でもこれはまだ良いほうで、将来的には預金すると手数料を取られるようになると思います。これは、タンス預金だと盗難や火災のリスクがあるのに対し、銀行だと安全に管理できるという理由です。
実際に日銀は手数料を取っていますので、都銀や地銀もその流れに乗るのは間違いないところです。送金や振り替えに手数料がかかるのは理解できますが、預金をすると手数料がかかるということに慣れるには時間がかかりそうです。手数料を払うくらいなら、現金で持つということになると、今度は犯罪が多発するようになるかも知れませんね。

2017年12月13日水曜日

寺院葬拡大の傾向

お寺で葬儀をしますというと珍しいですねと言われていましたが、ネットを調べて見るとお寺での葬儀が徐々に増えて来ているのがわかります。葬儀社のサイトにも寺院葬についての説明が書かれています。メリットとしては、荘厳な感じやや落ち着きのある空間で葬儀が出来る、お寺全部を貸し切りに出来る、荘厳費用や祭壇が不要なので経費を安くあげることが出来るなどがあげられています。一方デメリットとしては、宗派が決まっている点、駐車場に難がある点などがあげられています。

インターネットで検索すると最近になって寺院葬が出来ることをアピールしているお寺が目立ちます。増えてきた要因は家族葬が一般的になったためだと思います。人数でいきますと40名というのが一つの目安になっているようです。40名ですとどこの寺院でも葬儀が出来るということでしょう。家族葬であれば車の相乗りも可能ですから駐車場の問題もありません。宗派を超えてというのは、本堂の荘厳があるので無理ですが、仏教というくくりで荘厳した会館などを持てば不可能ではないかも知れません。90年代から広がった葬儀社による会館葬が、一つの潮目を迎えたということが出来るかも知れません。また、一方では僧侶も呼ばない直葬などもありますので次の流れは読めませんが、おそらく多様化というより二極分化していくのではないかと思っています。
 

2017年12月12日火曜日

孫の誕生に思う


昨日孫が生まれました。私にとって5人目の孫となります。
 
 
私は一人っ子で育ったので、兄弟が欲しかったのですがこればかりはどうにもなりません。私の父は60歳で初孫誕生でした。3人の孫に囲まれて幸せに暮らしました。私も振り返ってみると60歳で初孫誕生だったような気がします。最初のころは、まだ孫は早いという感じでしたが、5人目ともなると「じいじ!」と呼ばれるのも慣れました。
私の母は、今現在子供が一人、孫が三人、ひ孫が五人ということになります。家族が増えるのはうれしいことですが、それぞれが元気で幸せに暮らしてくれるだろうかと心配の種も増えます。
人間というものは無い物ねだりのところがあるようです。何でも自分に無い物を欲しがり、自分に有るものに目を向けようとしません。考えてみるとこれまでは手に入れる人生を歩んできたような気がします。しかしこれからは自分が得てきたものを、ひとつづつ手渡す人生です。それも執着なく手渡すようにしなければなりません。釈尊の教えを実践してきたかどうか問われる年齢になりました。

2017年12月11日月曜日

家族の終活

ご門徒さんの95歳になられるお母さんが、病院の医師から余命宣告されたと言うことで、長男夫婦と次女の三名が相談に来られました。当山は通夜・葬儀ともお寺でおこなえるので、規模さえ合えば受けることにしています。

親族が50名と多いので心配しましたが、お母さんのご友人や仲間の方も亡くなっておられたり、動くのが不自由であったりと参列出来そうにないということで、80名くらいの葬儀になりそうだということでした。それくらいであれば通夜・葬儀とも本堂で出来るので一応お寺でお勤めすることを前提でお話を進めました。

ただ予測できないのは天候です。今年のように90センチを超えるような雪が降ったら、町内の狭い道は通行不能となります。その場合は葬儀社の会館を利用することになります。ので、万一の場合に備えて両方のケースを検討

途中から葬儀社の方をお呼びし、必要なものを一つ一つ点検しながら見積書をお願い致しました。霊柩車から棺、生花、食事などを決めていただき、お寺の場合と葬儀社の会館の場合の二種類見積書を作っていただきました。結果は一目瞭然で、お寺の場合は半額近くになりました。
お寺の場合が安いのには理由があります。会場使用料、荘厳費用、お寺の人件費、水道光熱費がないからです。お寺を支えているのは門信徒の皆さんですが、利用するのは地域の方や、門信徒の親族であるなど不特定多数の方となります。お寺の存在意義を知っていただき、高めるためにはお寺での通夜・葬儀は重要なファクターとなるでしょう。

2017年12月10日日曜日

入仏式のお勤め

今日は他宗から移って来られた門徒さん宅の入仏式をお勤めしました。他宗だったのでご本尊は違いしましたし、脇掛けも違うものでした。そのほか水を供える容器や数多く納められていた位牌もすべてお寺に持ち帰ることに致しました。

中央には阿弥陀如来の立像を安置し、両脇掛けには親鸞聖人と蓮如上人の絵像を安置致しました。右横にはご先祖の法名を記した過去帖を配置させていただきました。その写真がこれです。
 
浄土真宗の金仏壇ではありませんがピタリと収まりました。

実はこのご本尊と両脇掛けは、先年にお亡くなりになったご門徒様から有効利用して欲しいと言うことで私の方がお預かりしていたものです。お預かりして数年たちますが、仏像と絵像という組み合わせや、大きさなどなかなか合うものがなくて当山の客殿に仕舞っていたものです。阿弥陀如来像は私の父(前住職)が選び、絵像は本山から届けられたものです。

お荘厳して見てこのようによみがえったのを喜んでいる次第です。住む方がいなくなり仏壇をどう扱えばいいのか困っていらっしゃる方もあるようです。タイミングさえ合えば、あとの方に使っていただくことは可能です。仏壇に手を合わせる意味は仏德讃嘆と報恩感謝の気持ちを表すことです。朝晩のお勤めを励行したいものです。
 

2017年12月9日土曜日

パソコンの容量不足解消法

今日は少しマニアックな日記ですので、パソコンに詳しくない人は読み飛ばして下さい。最近のパソコンは容量も増えているので、困ることはないと思いますが、昔のパソコンだったりハードデイスクではなくSSDを使っているパソコンだと、容量不足に悩まされることがあります。そんな時便利なのがSDカードやUSBメモリを使った容量の拡大です。音楽や画像を格納するのであれば、ドロップボックスやワンドライブのようなネット上にあるストレージを利用した方が便利なのですが、新しいアプリを入れたい時などは、SDカードやUSBメモリの中で展開してくれるものがあれば便利ですね。

そういう希望を叶えてくれるのが、PortableApp.comというアプリです。簡単言うとGoogleChomeなど自分がいつも使っているフリーソフトを別のPCでも使いたい時に、USBなどで持ち運べるアプリなのです。付属しているフリーソフトもOpenOficeなど50種類以上もあり、自分が使いたいソフトだけ取り入れることが出来ます。

パソコンのCドライブを使うことがないので、いつでもどこでも持ち運べますし少し容量の大きいSDカードやUSBメモリを使えば、全部のソフトを入れることも可能です。場合によっては汎用性のある有料ソフトより、自分の使い方にあった無料ソフトの方が便利な場合があります。邪魔になることはないので、一つ持つのもお勧めです。
 

2017年12月8日金曜日

電磁パルス攻撃とは

アメリカと北朝鮮の動きから目が離せませんが、核攻撃と言っても様々なものがあることを勉強しました。その一つが電磁パルス攻撃です。これは強力な電力と磁力を与えることによって一瞬にしてコンピュータなどの電子機器を破壊してしまうものです。

1962年にアメリカが北太平洋上空400キロで行った核実験では、実験場から1300キロ以上離れたハワイ・オアフ島で停電が発生しました。この実験が米本土上空で行われていたら、全米規模の電力喪失事態が起きていただろうと指摘する物理学者もいます。ただ、翌63年に大気圏内、宇宙空間での核実験を禁止した部分的核実験禁止条約が発効したこともあり、その後はこれほどの高度での核爆発実験は行われていません。

電磁パルスによる被害とはどのようなものでしょう。例えば東京の上空 135km で核爆発が起こった場合、日本全土を覆う被害が出ると言われています。具体的には通常流れてくる電力以上の力がかかるのでTV、パソコンなどの基盤に過大な電流が流れ、クラッシュしてしまいます。これがありとあらゆる電子機器におきます。現代では、数多くのものが電子機器でコントロールされているため、電気はもちろんライフラインである水、ガス、さらには連絡手段の電話、インターネットなど全てが失われます。交通手段である、電車、車、航空機なども動かなくなります。一方、人体への被害や放射能などの被害はないと云われています。電磁パルス攻撃は生活を石器時代に戻す武器と云われている所以です。
現代のようにすべてが電気で成り立っている時代には、電気が無い生活は考えられませんが、仮に電気のない生活が1年続くと9割の住民が死亡すると云われています。