1962年にアメリカが北太平洋上空400キロで行った核実験では、実験場から1300キロ以上離れたハワイ・オアフ島で停電が発生しました。この実験が米本土上空で行われていたら、全米規模の電力喪失事態が起きていただろうと指摘する物理学者もいます。ただ、翌63年に大気圏内、宇宙空間での核実験を禁止した部分的核実験禁止条約が発効したこともあり、その後はこれほどの高度での核爆発実験は行われていません。
電磁パルスによる被害とはどのようなものでしょう。例えば東京の上空 135km で核爆発が起こった場合、日本全土を覆う被害が出ると言われています。具体的には通常流れてくる電力以上の力がかかるのでTV、パソコンなどの基盤に過大な電流が流れ、クラッシュしてしまいます。これがありとあらゆる電子機器におきます。現代では、数多くのものが電子機器でコントロールされているため、電気はもちろんライフラインである水、ガス、さらには連絡手段の電話、インターネットなど全てが失われます。交通手段である、電車、車、航空機なども動かなくなります。一方、人体への被害や放射能などの被害はないと云われています。電磁パルス攻撃は生活を石器時代に戻す武器と云われている所以です。
現代のようにすべてが電気で成り立っている時代には、電気が無い生活は考えられませんが、仮に電気のない生活が1年続くと9割の住民が死亡すると云われています。
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