2017年12月22日金曜日

お寺での葬儀が8割になりました

門徒会館での通夜
 
今年も残すところあとわずかになりました。当山は小さなお寺ですので、葬儀の件数も知れていますが、今年は初めてお寺ででの葬儀が全体の8割になりました。それだけ寺院葬が浸透してきたといえます。昨年までは、お寺で通夜葬儀が出来ますよと呼び掛けても、半分以上は民間の葬儀社の会館やホールが主流でした。
今年の傾向を見ますと、全体的に葬儀が小規模になり、いわゆる家族葬で勤められる方が多くなったことが原因です。当山のような小さなお寺でも通夜葬儀を始めとした仏事がお斎を含めて全部できるような規模になったことが寺院葬を可能にしました。
それで満足度はどうかと言いますと、きわめて高評価です。お寺での葬儀は初めてだという方が多いのですが、参列者がすべて故人を弔うために馳せ参じた方であるということが高評価の理由です。民間の葬儀社ですと一日に何組か葬儀をされることがありますので、そうは行きません。さらにもう一つ理由を挙げるとすれば、お寺では靴を脱いで上がりますから、故人と同じ畳の上にいるということがあるからだと思います。葬儀社の場合は、靴で上がります。日本人特有かも知れませんが、故人と同じ畳の上に居るということが、一体感を生み出しているのだと思います。
日本の文化は畳文化です。それを感じることが出来るのが寺院葬だと思いました。

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