お寺の住職が徒然なるままに、お寺のこと、仏教のこと、日頃の出来事、興味あることなどについて書き綴っています。毎日投稿することを心がけています。5年間続けていたブログが閉鎖されたので、2016年11月よりこちらを利用しています。
2016年11月9日水曜日
アメリカ大統領選挙
日本時間午後4時35分、AP通信はトランプ氏の当選確実を報道しました。NHKの開票速報を見ていた人は、午後2時ごろにはほぼトランプ氏が勝つことがわかっていました。最終盤になって票の開き方がゆっくりとなっていました。
Yahooのネット速報の方が早かったですね。この写真はその時のスマホの画面です。これからアメリカがどうなるかは分かりません。この目で確認をしていくしかないでしょうが、一部巷で言われているように大変わりすることはないと思います。
現代は政治にしろ経済にしろ、色々なものが組み合わされて成り立っています。大まかに見ればトランプ氏に反対する勢力も半分あるわけですから、その方たちを見捨てて政治をすることは出来ません。また、大統領が代わったからと言って、貧困層が豊かになることはありません。
資本主義である以上経済格差は付き纏うからです。どちらが大統領になっても現状は変わりません。これから少しづつ変えていくしかありませんが、その力を持っているのは世論であり、議会だと思います。これからのトランプ氏には茨の道が待っていると思います。
外交にしても今までの取り決めを一気に変えることは不可能でしょう。大統領が代わったという理由で、今までの取り決めを一方的に破棄することは出来ません。横綱と序の口くらい力が違うのであれば、可能ですが、現代はどこの国も圧倒的な差はありません。
過激な発言ばかりが取り上げられて来たトランプ氏ですが、その通りに出来ないのが現代社会の仕組みです。半数を敵に回すことは出来ないので、融和的な政策を取らざるを得ません。変化を期待して投票した人は不満を持つことになります。
当面TPP交渉から本当に撤退するのか見たいと思います。日本からのアメリカ基地撤退もあるのでしょうか。大統領の権限が強ければ強いほど行使は難しいものになるでしょう。
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