二件目は、お母さんのご遺骨を間借りのような形で親類のお墓に安置させてもらっているが、いつまでもそうしているわけには行かないということでのご相談でした。納めてあるお寺さんにお世話になるという方法もあるのですが、住居との距離的なこともあり、出来れば近くのお寺の世話になりたいとのことでした。
三件目はご門徒さんのご子息家族がお見えになり、親の体調が思わしくないので、万一の場合はどうすればいいのかの事前相談でした。昨年お寺でおこなった「通夜・葬儀体験会」の資料をお渡しして、詳しく説明させていただきました。
それぞれお聞きになりたいことは違っていましたが、私が思う墓を守るということの意味とか、お寺の役割とか、葬儀のあり方などを話していくうち、少しショックを覚えられたようです。葬儀は葬儀社でやるもの、葬儀の形は決まったものである、費用が結構かかるなどの既成概念が入り込んでいて、話しを聞いていくうちに認識が変わって来たようです。彼岸が近づくと仏事に関する相談が増えてきます。しばらくはお寺を空けるわけにはいかないようです。
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