ただ、誕生日の誕という文字には、いい意味はありません。簡単にいうと「あざむく」「いつわる」「大うそをつく」ということです。人が生まれるのに、なぜこの文字を使ったかということですが、私は次のように理解しています。人が生きていくということは、他人を欺いたり、自分を偽ったり、嘘をつきながら生きてゆくということではないでしょうか。仏教ではこれを妄語といって、戒めの代表的なものです。
自分の人生を振り返っても、「あざむく」「いつわる」「大うそをつく」の繰り返しでした。
年を取ってからは飾ってもしょうがないことがわかって、少しは減りましたが、飽くまでも少しです。人というのは生きている限り、嘘をつき続けているのでしょうか。政治家の言うことにしても、相撲取りの言うことにしても嘘が混じっていることは見え見えです。悲しむべきことか、これが普通の姿なのかもう少し考えて見る必要がありそうです。
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