2017年6月28日水曜日

日本葬送文化学会

今日の毎日新聞に載っていたコラムに興味を惹かれました。まず、日本葬送文化学会があるということに驚きました。葬儀や火葬、お墓など葬送にかかわる歴史や文化、葬祭ビジネスなどを幅広く研究する団体だそうです。会員は、学者・研究者、学生だけでなく葬祭業や霊柩車製造・運行、葬具商社など葬送関連企業、火葬場、墓地、霊園、埋葬など幅広い産業分野の実務家や専門家で構成されています。毎月定例会を開催されているそうです。

コラムは、葬儀に足りない「説明と参加」というものですが、中にはこんなことが載っていました。例会での「祖先に霊的な力があると思うか」という質問に対し、あると答えた人の割合は、34ヵ国の中で日本は何番目であったかという話しが載っています。会場からは、「日本人って無宗教だから下の方?」「最下位かもね」などの声が上がったそうです。結果は63.0%で調査地域の中ではトップだったそうです。アメリカは24.9%で22位、ドイツは17.6%で30位だったそうです。

そして講演者の薄井秀夫さんは次のように言われました。「日本人の多くは霊魂の存在を信じています。だから葬儀の席では、亡くなったお父ちゃんはあの世で幸せに暮らしていると、お坊さんに言って欲しいんです。遺族も参列者も、そこで仏教の教えを聞こうとは思っていません」

心がけて行きたい言葉だと思います。

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