最近になってスマホ育児という言葉が出来、その功罪について問題となっています。メリットをあげる親は、・文字をスラスラ読めるようになりボキャブラリーが増えた・スポーツや新しい遊びをする場合に、すぐにトッププレイヤーの動きを調べて、見ることが出来る。それは子供の成長を促すことになると思う・質問されて親が答えられない時に、画像や音声付きで説明できるのがいいと言います。
一方悪影響を心配する親は、・取り上げるとすごく怒る。依存性があるように感じる。・1日数時間の使用を繰り返していた結果、デジタル機器以外への興味が減り、会話も減少。少しキレやすくなったように感じた。・近くで小さな字を見るので、視力が悪くなったり、疲れやすくなったり、眠れなくなったりした。と述べています。
視力の低下はスマホを長時間見つめると、物を立体的に見たり、遠近感などの機能が低下するので目のためには良くないと言います。また、親がスマホに夢中になると、子供への目配り気配りがおろそかになり、結果として子供とのコミュニケーションが減ってしまいます。また依存性の高さも気になるところですが、警視庁HPによりますと小学生で、やや依存と高依存を合わせると25.3%、中学生で69.3%が、高校生で81.6%が悪影響を受けています。
専門家は、「画面を見て手を動かすだけのスマホのゲームをやり続ければ、パッと見てパッと反応することが得意になる反面、人に話を聞いて、その言葉の意味をじっくり考えたりすることの発達が阻害される可能性はあります。子どもがバランスよく成長し、知能を伸ばしていくためには、実際に身体感覚を育む運動、想像力を必要とし、聞く力を伸ばす絵本の読み聞かせ、空間の認識を刺激する積み木など、多彩な体験をさせることが大切だ」と指摘しています。
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