月刊住職2月号によりますと、お寺のIT化に関して、被害に遭っているお寺がケース化できるほどあるらしいことがわかりました。①ソフトへの入力代行で数百万円を請求された②入力代行業者の仕事がデタラメであった③購入したソフトの会社が倒産し、使い方がわからない③長期サポート契約を結んだ会社が倒産した⑤ソフトを更新するたびに料金が必要⑥必要のないセキュリティソフトを100万円で購入させられた⑦必要のない契約を解約したら違約金として数十万円取られた⑧検索上位の契約をしたが効果がなかった⑨広告収入が上がると勧められたが全く収入がないなどです。
多くは檀家管理ソフトの導入に関してだまされているものです。そもそもお寺の檀家管理は昔は手書きでやっていたものです。パソコンがあると便利ですが、専用のソフトがなければできないものでもありません。数千円の住所録ソフトを使えば、過去帳管理くらいまでは出来ますし、年回通知状の発送も可能です。会計に関してはエクセルを使えば、ほぼまかなえます。現に私は専用ソフトなしで寺院の事務をこなしています。
特に高齢の住職が狙われているということですが、パソコンが使えなければ使える人に頼めば良いわけです。檀家の方に声を掛ければパソコンの扱いに慣れている方がいらっしやると思います。そういう方に相談すれば、現状に合ったいい方法をアドバイスしてくれると思います。パソコンのOSもどんどん進化していますが、それに合わせてソフトも変える必要はありません。使い慣れたものを長く使うことをお勧めします。
私はいまだにワード2000、エクセル2000を使っています。不都合は全くありません。メールでdocxやexlsで送ってきた場合にはコンバートして、docやxlsに変換して使っています。ネットワークに繋いでいなければ古いパソコンでも心配することはありません。壊れるまで使って、壊れたらネットで古いパソコンを探してまた使えばいいだけです。パソコンのオタクを見つけて相談して見て下さい。お金をかけなくともいいソフトがありますよ。
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