2017年1月28日土曜日

公開講座みんなのお寺

「傘寿まり子」では子どもたちと同居中の孤独死が描かれていましたが、ご門徒さんの中にも孤独死のケースが何件かありました。発見した時に既に亡くなられていた場合は、蘇生を願って救急車を呼ぶことが多いようですが、医師が看取ったわけではないので不審死として扱われることが多いようです。親族の方が警察に根ほり葉ほり聞かれて、疲れましたと言っておられました。中には貯金通帳まで調べられたということも聞きました。

明日は第9期連研の10回目で、差別について研修致します。連研では必須の科目です。お寺の研修会でなぜ差別について学ぶのかということを不思議に思われる方があります。仏教は心の中を徹底的に覗いて行くことがありますが、その時に誰しもが持っている瞋恚という心のあり方に気付きます。これは怒り、腹立ち、嫉みという感情です。自分の思い通りにならない時に起こるものですが、それが続いた形が差別につながります。いじめであったり、仲間外れであったり、無視したりという行動になって現れることがあります。 

差別の怖いところは集団で継続性があるところです。そして差別を受けた側が別の形で差別をするという連鎖が続くことがあります。連研ではどうすれば差別のない生き方が出来るかを学びます。

今回の連研の最終回は3月26日ですが、午後からは誰でも参加できる公開講座となります。他宗派の方の参加も歓迎いたします。講師は仙台で「みんなのお寺」という名前のお寺を夫婦で立ち上げられた天野和公さんをお迎えします。檀家ゼロからのスタートで、現在は本堂まで新築され、驚くような規模のお寺さんになっています。その15年に亘る体験談が聞けます。下のチラシをご覧下さい。そしてご参加下さい。お待ちしています。


 

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