2017年1月4日水曜日

次世代へ相続出来るもの

新年も4日になり通常の生活に戻りつつあります。元旦会から始まった2017年ですが、全国的に見ても平穏な年明けだったような気がします。三が日は例年になくお酒が進みました。何より雪が全くないのが有難いです。雪がなくて困っておられるところもありますので、あまり自分勝手なことばかりは言えませんが…。

昨日は子供たちが集まって一緒に食事をしました。三世代揃いますと12人です。子どもたちの元気はいつの時代でも変わらないようです。ただ孫の世代に何が残せるのか頭の痛いことです。今のままでは国の大借金をそのまま渡すことになりかねません。私たちの世代は親から戦争でボロボロになった国を渡されました。何もなかったのでゼロから作り上げて来ました。ある意味でやりやすかったかも知れません。

今のままでは次の世代に、多くの負債と廃墟を残すことになるでしょう。今でも住む人のない空き家が日本全国に820万戸(2013年調査)あり、空き家率は13.5%となっています。これが、2033年には約2,150万戸と2.6倍になります。空き家率は30%を超えます。持ち主がわからなかったり、解体費用が出せない場合は税金が投入されることになります。木造住宅はリフォームが出来ますので、何とか再利用の道を見つけて欲しいところです。

夜、犬の散歩をしていますと、灯りのついていない家が点在していることに気が付きます。空き家の問題は都会のアパートだけでなく、地方都市にも広がっていることがわかります。ご門徒さんから住宅をお寺に寄付したいと言われたこともありますが、用途もなく管理も出来ませんので丁重にお断りしました。固定資産税だけを払い続けるのも無駄なことですので、有効利用できることがないものでしょうか。個人レベルでなく、国のレベルで相続税の問題を含めて早急に対策が必要です。

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