2017年11月28日火曜日

人生は出会いと別れ

一人暮らしですが85歳過ぎてなお元気で、写経の手本より立派な文字を書かれる男性がおられます。当山で写経されるなど地域の活動にも積極的ですが、高齢になると家事や炊事が面倒になります。お嬢さんが心配されて来年にはグループホームのようなところへ引っ越されることになりました。我が家の犬にも毎日のように会いに来てくださいます。会えなくなるのは寂しいですね。

2か月ほど前に相談に来られた女性がお見えになりました。生まれは東京で、ずっとご両親と暮らしておられましたが、ご縁があり鳥取に嫁いで来られました。一人っ子ですのでご両親のことが心配です。現在はご両親もお近くのようです。将来のことも考えて安穏堂を予約されました。

ご両親を嫁ぎ先のお墓にというわけには行きませんし、かといって今更お墓を建てるという気持ちもありません。そうなると必然的に納骨堂か共同の永代供養墓、あるいは樹木葬などが選択肢として思い浮かびます。納骨堂もいろいろあり、一人納骨するたびに費用が必要となるものもあります。考え抜いて当山を選ばれたようです。

相談される方の中には、自分だけが入るお墓や納骨堂を探しておられる方もあります。そして費用も抑えたいと思われているようです。当山も来年春には、お一人様で利用できる樹木葬を完成させたいと準備中です。

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