2017年3月10日金曜日

サウジ御一行様

サウジアラビアの国王が訪日するということで、話題になっています。81歳ということで階段の上がり降りが不自由なことから、飛行機のタラップをサウジアラビアからチャーター機で運んだというから、桁が違います。随行員が1000人以上、飛行機が20機と言いますから、仰天です。

その他にも挙げ出したら切りがないくらいですが、ハイヤーも高級過ぎて関東だけでは手配できないので、東海地方にまで依頼したということらしいです。高級ホテルも1200室を借り切ったそうです。ため息の出るような話しです。

一方では、一日一食の食事にも事欠いて、餓死する子供もいます。貧困に喘いでいる人達も大勢います。そういうところに支援の手を差し延べることは出来ないのかと思います。おそらく何らかの形で支援はしているのだと思いますが、このようなニュースをあからさまに見ると、考えてしまいます。

もともと石油は化石燃料で地下深くに眠っているもので、地球が作ったものといってもいいでしょう。たまたま線を引いて国を作ったら、その下に原油があったというだけのことです。そして発見した人が発掘の権利を持ち大金持ちになっただけです。その人の努力で、財産家になったというものでもないでしょう。

まだしばらくは人類にとって石油は必要ですが、科学が進歩して再生可能エネルギーで賄えるようになったら、この国はどうなるのでしょうか。すでにその兆候は表れています。日本での電気の販売量が昨年より減ったということです。理由は電気製品の省エネ化だということです。消費電力がだんだん減り、代替エネルギーが出現するようになると石油は必要でなくなります。そういう意味では今回のような訪問は、これが最後になるかも知れませんね。

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