2017年3月19日日曜日

ざっくばらんとおく


今日は法事の合間を縫って樹木希林さん、谷川俊太郎さん、徳永進さんの「ざっくばらんとおく」を聞いて来ました。これは、同日開催の「死ぬ時くらい好きにさせてよ」のチケットがあっと言う間に完売したため、何とかしなければならないと、瓢箪から駒で急遽企画されたものです。

時間も50分間と中途半端ですし、どんな話しが飛び出すかわからないという企画です。最初樹木希林さんが車いすで登場したので、よほど具合が悪いのかと心配して見ていましたが、終わった後はスタスタと歩いて幕間に消えましたので、どうも演出だったようです。

徳永先生は、子供の頃の生活ぶりについて展開させようとしておられましたが、このお二人は先生の思惑とは関係なしに自由にしゃべっておられました。希林さんのご主人である内田裕也さんは、みなさんご存知のロック歌手ですが、希林さんのお話を聞いてるとヒモみたいなんです。家には金を入れない、水道光熱費や税金は希林さん負担、彼女はつくる、週刊誌ネタになる事件は起こすで、普通の人だったらとっくに離婚です。そこが不思議なところで、そのハチャメチャぶりが彼女をまともな世界へ引き戻す役割をしていたということでした。普通の旦那だったら、自分が自由奔放しすぎてダメになったいただろうということでした。

蓼食う虫も好き好きという言葉がありますが、ほかの組み合わせは考えられないような話しでした。なぜという言葉は、男女の中には存在しないようです。 

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