お二人は、お寺を始めるにあたって、二つのことを決めておられました。一つは、お布施の額は施主さんのお気持ちにお任せすること。もう一つは、寄付金、年会費をいただかないことでした。
お布施については、言っていただいたほうがいいという方もおられますし、他の方はどのくらいと聞かれて困ることもありますが、天野さんはそれを貫かれたようです。結局、同じ法要でも10倍以上の開きが出来たようです。もちろん金額によって法要の内容や荘厳に差があるわけではありません。この辺りは当山も一緒です。
もう一つの年会費、寄付金をいただかないというのは、結構難問です。年会費は、お寺を続けて行くための最低限の会費です。例えば住職が誰になったとしても、護持して行くために必要なものをいただいているのが護持会費です。住職の給与などは含まれていません。これを無くすことが出来るのは理想です。みんなの寺はそれを成し遂げられました。
寄付金を集めなくても済むように、毎年の会計から特別会計を分離させ、積み立てをするという方法を取っておられます。これも当山が目指すところです。
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