さて、お寺の敷居が高いと言われますが、一つには山門という形状があります。開いているところがほとんどですが、山門の敷居を跨いで一歩踏み出すのはやはり勇気が要ります。当山は入り口に松があり、山門を作ることが出来ないので、比較的入りやすいと思います。お寺の境内は誰が入っても家宅侵入罪になることはありませんが、特に用事がないと入りにくいですね。
入りやすい雰囲気を作るためには、どうすればいいのでしょう。頭に浮かぶことで言うと、一つ見せ場を作ることだと思います。観光寺院ではありませんので、有名なものというわけには行きませんが、仏像、銅像、絵画、写真、ポスターなどあそこに行けばいつでも見えると云うものを準備するのがいいかも知れません。
次に地域の方が参加できるイベントをたびたび行うことが、入りにくさを緩和すると思います。イベントは何でもいいと思います。カフェ、茶話会、野菜市、紙芝居、花まつりの屋台、宗祖の誕生会、コンサート、落語会、展示会、アート展など考えられるものはたくさんあります。参加した人はお寺に親近感が生まれると思います。また、カルチャー教室のようなものを定期的に開くのも敷居を低くする方法だと思います。写経会、写仏会、瞑想会、座禅会、ヨガ会など先例はいろいろあります。それから王道ですが、誰でも参加できる定期的な法話会や講などもいいと思います。
あとは、地域の催しに寺の施設を無料で貸し出すことも一案です。防災会、町内総会、敬老会、子供会などです。
ただし葬儀が入った時の対応策を考えておく必要があると思います。特に本堂で葬儀をするお寺の場合は、大切な要件になります。
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