2017年3月21日火曜日

ビタミンI欠乏症候群


hasunohaの回答僧を1か月やって見えてきたものがあります。多くの方の苦しみ、悩みの根本的な原因として、乳幼児期の親の愛情不足が関わっていると感じました。親の愛情というより、子どもが受け取る愛情の絶対量が少ないのです。どういう傾向の質問が多いかと言いますと、自分に自信がない、相手のことが信頼できない、仲間に入れない、孤独を感じる、感情表現が苦手、恋愛がうまくいかないなどです。

親から「愛されている」と安心して育った人は、自分で自分のことを愛せますが、親からの愛情が足りていなかった場合、いつも不安でいっぱいになり、自分のことを責めてしまい、大人になってからも自分への評価がとても低くなります。自信のない状態です。

赤ちゃんが初めて接する人間は親ですが、親に構ってもらえずに育つと、信頼するという気持ちが芽生えず、大人になってから対人関係がうまく行かなくなります。他人との距離感がつかめず、友人関係や恋人関係を作れなくなります。

レ・ミゼラブルのジャン・バルジャンのようにどこかで、自分のことを底抜けに信頼してもらえるという体験があれば、良い方向へ進む可能性がありますが、学校や職場では難しいと思います。

こう言う類の質問が多いということは、日本の中で多忙化や貧困化が進み、就労のため親が子どもと対面できる時間を奪われているのではないかと考えてしまいます。改めて愛情不足ということは、深刻な問題なのだと思いました。 


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