価値とは何でしょう。希少価値ということばがあります。数が少ないことによる価値のことで、そのもの自体の評価ではありません。叔母に聞くと、戦時中は食糧難でコメを食べることが出来ず、いつも松葉ガニばかり食べていたと言います。驚きの話しです。現在、松葉ガニは高くて手が出ません。食卓に上ることなど一年に一回あるかないかです。当時はいくらでも獲れていたので、価値が低かったのです。価値というのはそのもの自体の価値ではないようです。
肩書という価値も似たようなものです。会社では通用するけど、会社と関係ない外の世界に出るとなんの役にも立ちません。そのことに気付かない人がたくさんおられます。元〇〇という名刺を持っておられる方がありましたが、それが何の役に立つのでしょうか?肩書の世界が自分の本当の世界だと勘違いしてしまうと、退職後の生活が悲惨なものとなります。人格と肩書は無関係だということを知っておきましょう。
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