51歳の若さで往かれた男性の百か日法要をお勤めしました。学校の先生でしたから教え子の方たちがたくさんお見えになりました。百か日は別名卒哭忌といって、涙を流す日から卒業する日の法要です。でも実際はなかなか卒業することが出来ません。
人は暦の中にいろいろな節目の日をもうけています。大晦日から元旦にかけてもそうですが、我が家の犬にとっては普通の日と何ら変わりはありません。考えて見れば人が作った節目というだけですが、年内に何とか片付けようと思ったり、年が明ければ何故かいろいろなものが新しくなったような気になります。やはり人には必要なものなのでしょう。
今日の法要は音楽法要で勤めました。真宗宗歌、三帰依、念仏、らいはいのうた、みほとけにいだかれて、恩徳讃という順番に進みました。普段経験することのない音楽法要にびっくりされており、まるで讃美歌のようですと言われていました。五線譜を使いハーモニーをつけると讃美歌のような感じになります。歴史的背景はわかりませんが、多分に真似ているところはあると思います。
法要のあと百か日法要の意味についての法話を少し行ない、そのあとはギターとバイオリンのコンサートになりました。事前準備なしでしたが近くにあったマイクとアンプにエフェクターをつけて何とか様になりました。ギターの方は教え子さんでしたがバイオリンはプロの方でした。法要だけより先生を偲ぶことが出来たと思います。私も暖かい気持ちになれました。
その後のお斎も、お店の方が来られてお弁当以外に店舗用の仕切りのあるおでん鍋が振舞われるなど、楽しい食事会になりました。法要からお斎の終了まで4時間半という濃い内容となり、故人も喜んでおられると思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿