2017年9月19日火曜日

選挙の大義

どうやら衆議院選挙が近いらしいです。衆議院の解散は、総理の専決事項ですから誰も止めさせることは出来ません。内閣不信任案が可決されれば、内閣総辞職か衆議院の解散のいずれかを選ぶことになりますが、総理が解散と言えば解散しかありません。

参議院は解散がないので、内閣府委任案を出すことはありません。可決しても何の効力もありません。参議院は短期で解散することもある衆議院を立法機関として補完する役割があります。マスコミは解散の大義と言っていますが、大義がなくとも解散は出来ます。

任期途中で解散する理由は一つです。解散したほうが自分に有利になると考えているからです。今回は、対抗政党民進党が選挙を戦える状況にないこと、旗揚げした新党の準備が整う時間を与えないということ、野党統一戦略が組めないタイミングであることです。

言ってみれば戦争と同じで、勝つために一番効果があがる戦略を選んだということです。青写真は万全でも、選挙は水物ですから、何が起こるかわかりません。過去にも予想外のことが起こっています。大義という言葉に惑わされず、党利党略だと考えたほうがわかりやすいと思えます。
 

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