2017年12月19日火曜日

研修漬けの一日


午前中に僧侶を対象とした宗教法人実務研修会「宗教法人としての心構えと実務のポイント」を学び、午後から門徒、寺族、僧侶を対象とした実践運動研修会「10年20年後に日本社会から求められる寺院像・僧侶像」の研修を行いました。講師はいずれも一般社団法人「お寺の未来」の井出悦郎代表です。
(社)お寺の未来は、主に寺院の後継者のために「未来の住職塾」という宗派を超えたお寺を応援するための養成実践講座を持っておられます。また独自でお寺診断やアンケート調査を行っており、多方面にわたる意識調査やお寺の実態がわかる生データを持っておられます。
一般的な汎用データと違い、狙いを絞ったアンケート結果ですので、お寺に対する世間の目やお寺に何を期待しているかなどが手に取るようにわかります。実は私も仏教壮年会を対象にお寺の危機についてアンケートを取ったことがあったのですが、集約やクロス集計に時間を取られ最後までたどり着けなかった思い出があります。アンケートを取った後の作業が膨大で、一寺院では手に負えません。今回見せていただいたアンケート結果は貴重なものでした。
午後からの講義は、講師の問題提起を受け班別に分かれて意見交換を行いました。また、その結果を班ごとに報告いただきました。講師によると僧侶と門徒が同じ場所で意見を交換し研修を受ける場というのは、他宗派では考えられないことのようです。私は当たり前に考えていましたが、そういうことは外部からの目でなければ分からないことです。
両研修を受けて進むべき道の航海図が出来たような気がします。いただいた資料を座右とし実践に移して行きたいと思います。

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