2016年11月16日水曜日

老化スイッチはどこだ!


今日の「ガッテン!」を見られた方はすでにご存じのことですが、少し衝撃的でした。NASA直伝!魅惑のアンチエイジング術ということですが、NASAが老化を遅らせる老化スイッチを体のある部分に発見したということです。

そのスイッチを刺激することによって、ハードな運動をしなくとも死亡を減らし筋肉を増やし、様々な病気のリスクを減らせるというのです。宇宙飛行士が帰還したとき、いつも数人の人に支えられているのが不思議でした。無重力だから体に負荷がかからず、筋肉が細くなるのだと思っていましたが、宇宙船の中でも運動していますから負荷はかかっているはずです。

宇宙にいると筋力低下、骨密度低下、認知機能の低下、脂質や糖の代謝異常、循環機能の低下など老化と思われる現象が急速に進みます。その理由が無重力にあるらしいということは分かっていたのですが、このたびそれが耳石にあることがわかりました。

耳石とは平衡石,聴石とも言います。無脊椎動物の平衡器官である平衡胞内にある小さい粒です。耳石は体の傾きに応じて重力の方向に移動し、感覚細胞の感覚毛を圧迫し、その圧迫の変化によって体の傾きを感じるようになっているものです。

無重力では耳石は浮かんだような状態になり、ほとんど動きませんが、耳石は全身の筋肉や自律神経とつながっており、耳石が活発に動くことにより、筋肉の活動や心臓の動きも良くなり、血流や糖の代謝も良くなることがわかりました。

一方耳石が動かないと全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、筋力の低下や代謝の異常など悪影響が起こると考えられます。NASAの研究によって分かったことは、30分に一回立ち上がることによって耳石が活発に動き、老化防止に効果があるということでした。さあ今すぐ立ち上がって見ましょう。

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