2016年11月22日火曜日

鷭という鳥を知っていますか

 
今朝リラの散歩をしようとして境内を出ようとしたところ、墓の後ろに回って威嚇するような態勢をとるので、覗いてみたところ鳥がうずくまっていました。大きさは鳩くらいですが、色はほぼ真っ黒です。体型はカラスではありません。

最近はカラスに襲われるのを防ぐため、同類と思わせるための黒い鳩も生まれていると聞いたことがあるので、そうかとも思いましたが、どちらにしても衰弱しているようですし鳥インフルのニュースもありましたので、ネットで調べて東部生活環境事務所に連絡を入れました。

どういう状態か話しをしましたところ、野鳩とカラスは保護の対象外ということでしたが、うずくまっているので判別出来ませんと言いましたところ、取り敢えず行って見ますということで1時間ほどで来ていただきました。

一目見て鳩でもカラスでもありませんということで、取り上げてもらい少し羽をばたつかせましたが、無事ケージの中に納まりました。この鳥はバンですねと言われましたが、バンという名前を聞いたことがなかったので?でした。渡り鳥らしいのですが南日本では留鳥にもなるようです。


後でネットで調べると鷭という漢字でした。赤いくちばしと長くたくましい足が特徴です。大辞林には次のように書かれています。『ツル目クイナ科の鳥。全長約30センチメートル。全身黒褐色で額からくちばしの基部にかけて赤く、くちばしの先端は黄色。脇と尾に白い部分がある。世界中の中低緯度地域に分布する。日本全国の水辺で繁殖し、冬は暖地へ渡る。鳴き声が人の笑い声に似る。』

普通にいる鳥なんですね。担当者の話しでは回復すれば放鳥するそうですが、無理な場合は安楽死させることがあるということでした。元気で飛び立つことを願っています。

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