今年も十二月を残すだけとなりました。仕残したこともたくさんありますので、12月だけで全部は出来ません。多くは毎年と同じように翌年に繰越すことになります。それでいいのだと思います。同じように、生きている間に出来なかったことは、死んでから考えることにしましょう。 ところで終活ブームと言われて久しいのですが、終活にはブームはそぐわないと思います。ブームがあろうと終わろうと、死への心の準備期間はあった方が良いと思います。不慮の事故や突然死の場合は、それも叶わないことがあります。 では、いつから心の準備をすればいいのでしょう。仕事の停年を迎える65歳くらいからが良いのではないかと思います。漠然と自分の死を考えて下さい。まず、自分がどうして欲しいかを明らかにすることが必要です。特に無駄な延命治療をどうするかということも。 何人かの人の相談を受けたことがありますが、うまく伝わっていなかった例が少なからずあります。どういう葬儀をして欲しいのか、葬儀には誰を呼んで欲しいのか、費用はどうすればいいのかなど、次の世代に伝わっていませんでした。 自分の気持ちを書面で複数のキーマンに伝えておく必要があります。また、生活している場所に紙を貼っておくという手もあります。とにかく発信することです。私もエンディングノートをそろそろ書き始めようとしています。 今回のブラジルの飛行機事故を見て、人生は何があるかわからないということをひしひしと感じています。 |
お寺の住職が徒然なるままに、お寺のこと、仏教のこと、日頃の出来事、興味あることなどについて書き綴っています。毎日投稿することを心がけています。5年間続けていたブログが閉鎖されたので、2016年11月よりこちらを利用しています。
2016年11月30日水曜日
終活ブームに思う
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