2016年11月24日木曜日

大相撲石浦関の活躍



鳥取県出身の関取と言えば琴桜が有名でしたが、幕の内の郷土力士はそれ以来ではないでしょうか。地元のNHKローカルでは鳥取県関係力士として、照ノ富士、逸ノ城、貴ノ岩、石浦などの取り組みVTRを紹介していますが、石浦以外は鳥取城北高校相撲部の出身ということだけであり郷土は違います。

鳥取城北高校相撲部は全国高校相撲大会では常連校で、大学で言えば日大相撲部のような位置付けです。近年はモンゴルからの入部者も増えています。ここの監督が石浦さんで、石浦関はその息子さんです。

城北高校の近所には、ちゃんこ石浦というお店もあり地元では愛されています。石浦関は幕内最軽量ということもあり、速さと鋭さが武器です。十両時代は勝ったり負けたりという相撲が多く、大勝ちをすることはありませんでした。

欲を言えば最後まで優勝争いに絡んで欲しいのですが、そのことより次場所が重要です。幕内中位まで上がると思いますが、三役クラスとの取り組みが多くなります。軽量なだけにじっくり攻められると分が悪くなりますので、俊敏さを一層磨きながら体重も少し増やし千代の富士のような力士になってもらいたいと思います。

郷土力士を応援するという心は、実は自己顕示欲の現れなのです。自分は何もしていないのですが、良いことで注目されたり褒められたりすると自分も一員であるかのように振舞ってしまうのです。人間はどこまで行っても自己中心的ですね。

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