2017年10月27日金曜日

暮らしのなかのニセ科学



 
興味深い本を見つけました。正しい目を養うためには必要な本かも知れませんし、これもまた偽物かも知れません。話はスティーブ・ジョブズのすい臓がん治療の経過と絵門ゆう子さんの乳がん治療のいきさつから始まります。いずれも科学的根拠のない治療方法に頼って命を落としたことが批判的に書かれています。
ガンの標準治療を受けていれば助かった可能性があったということです。著者の左巻さんによりますと、様々な理由で科学的根拠のないがん治療を受ける人があるというところに、ニセ医学ニセ科学の悪意が感じられると云います。
病気・健康問題に的を絞ってニセ科学が語られていますが、科学的根拠がないものとして帯には、つぎのような例が載っています。ガン放置療法、免疫細胞療法、コーヒー浣腸、宿便、サプリメント(アガリクス・プロポリス・クロレラ・ウコン・グルコサミン・コンドロイチン・コラーゲン・DHA・コエンザイムQ10・シジミ・ローヤルゼリー・ブルーベリー・イソフラボン)セルライト、ホメオパシー、不食、血液サラサラ、経皮毒、足裏デトックス、水のクラスター、磁化水、アルカリイオン整水器、水素水、『水からの伝言』、マイナスイオン、トルマリン、ゲルマニュウム、プラズマクラスター、ナイノー、EM菌について効果なしと説かれています。
びっくりですが納得できるところも多々あります。人は何故効能を信じるのか?効かないとすれば、何故騙されるのかをじっくり語っています。続きは明日へ。
 

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