2016年12月19日月曜日

急性胃腸炎

 
一昨日のことです。晩御飯を食べてから少し胃のあたりに違和感を感じたので、風邪のひきはじめかなと思って風呂は控えました。11時ごろには就寝しましたが、午前0時過ぎに急に吐き気を催し、かなりの量嘔吐しました。それによって幾分かすっきりしましたが、まだむかむかが残っていて眠れませんでした。

次は多分3時ごろだったと思いますが、再び強烈な嘔吐感がありこのときは胃液まで吐いてしまいました。その後はトイレに通うこと数回でした。嘔吐は胃の変調、下痢は腸の変調ですから、これは急性胃腸炎ということになります。胃の痛みは周期的に起こるもので、過去にも経験したことのある痛みでしたので、ある意味安心でした。

朝まで一睡も出来ず日曜日を迎えました。この日は連研の当番に当たっていましたので、開会時の会所住職あいさつと午後からの2時間の講義をやり切ることに集中して、他の時間は休息をとることに使おうと決心しました。家族は反対しましたが、人の前に立ってダメな時はその時と思いました。

もちろん朝食、昼食はのどを通りません。脱水症状の現れで口が乾くのでスポーツ飲料をホットにして少量ずつ飲むように心がけました。他のお寺さんが来られても最小限の挨拶だけにし、あとは居間で横になってすごしました。会所寺院の挨拶は手短に済ませて、午後の講義に備えました。

このときに考えたことは、お釈迦様の涅槃でした。お釈迦様は旅の途中で信者から食事の施しを受け、食あたりで体調を崩され、そのまま死に至ったと言われています。こういう状況で死ぬのはイヤだなと思いました。人の死の状況は選べませんが、死の瞬間は脳内麻薬が出て安らかなのかなと考えたりしました。

もう一つは談志師匠の病気を押しての高座を思い出しました。テレビでしたが高座にひとたび上がれば最高のものを見せるという気概を見せていただきました。そこまでは行きませんが、精一杯やろうと思いました。おかげで何とか無事終えることができました。

ただ、午後4時から予定されていた護持会の望年会には参加出来ませんでした。参加された方からLINEで美味しいご馳走を見せていただきましたが、よだれも出ませんでした。今日は少し体調が戻り、朝はおかゆをいただきました。昼は抜いて夜何を食べようかと思っています。うどんすきくらいがいいところでしょうか。

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