2016年12月26日月曜日

ダークウェブ

 
どこの世界にも闇の世界があるということは知っているつもりでしたが、違法な取り引きが盛んに行なわれていて、いくら検索しても見つからないネット世界のサイトがあるとは思いませんでした。googleやyahooで探しても見つからないということです。また、インターネットエクスプローラーなどの普通のブラウザではたどり着くことが出来ません。

以前院家日記でも取り上げたことがありましたが、2012年に遠隔操作ウイルスで複数のえん罪を生み出した事件がありました。犯人がなかなか特定できなかったのは、「Tor」というソフトを使い海外の複数サーバーを自動で経由し匿名化することで、IPアドレスなどから利用者の所在がわかりにくくしていたものです。

ダークウェブもそういう仕組みを使って誰が犯罪行為の当事者であるかがわからないようにしています。ここでは非合法な販売が日常的に行なわれています。以前タックスヘイブンに関与している企業や個人名がパナマ文書としてネットサイトで公開されましたが、タックスヘイブン自体は違法ではなく、道義的に見てどうかという問題でした。

しかしダークウェブでの情報は違法なものがたくさんありますので、そのデータが漏れればたちまち逮捕につながることもあります。実際にダークウェブにある不倫クラブの情報が洩れて自殺に追い込まれた人も複数いましたし、薬物取引で逮捕された人もあります。

ダークウェブと聞くとどんなものか興味を持つ人がいると思いますが、いくら匿名性があるといっても、いつかはバレるものです。中には登録しただけで犯罪となるものもあります。危ないものには近づかない方がいいと思います。くれぐれも気を付けましょう。

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