2016年12月5日月曜日

年回忌法要の未来

 
親族で行った法事に参加出来なかったので、改めて宝塚からお参りに来られたご家族がありました。お父さんの十七回忌でしたが、都合が合わなくて欠席したため気になっていたようです。ところがたまたま鳥取に用事が出来たという事で喜んでお参りされました。

最近は十七回忌くらいになると一家族だけのお参りという事も多くなりました。一方、五十回忌までは、必ず親族に声をかけ、一族の絆を確かめる機会にしておられるご家族もあります。そういうことは、施主の方が伝えて行かれるかどうかにかかっています。

また、仏事の作法についても家族によって随分違いがあります。お寺の方からしきたりを伝えた方が良いのかも知れませんが、お布施に関する部分は伝えにくい事もあります。浄土真宗はしきたりが少ない方だと思います。例えば、添え法事はありませんし、塔婆もありませんのでお布施以外に包まれる必要はありません。

お布施とは別にお膳料や車代、お菓子代、お花代などを包まれる方もありますが、それらは任意のもので、必ずしなければならないものではありません。当山では全てお布施として預からせていただきます。

お布施は住職へのお礼や給与ではなく、全て宗教法人会計へ入金されるものです。そして、寺院を維持するための費用として使われるものです。一般的に葬儀のお布施が高いと感じられることがあるかも知れませんが、これらは伽藍の修理や建て替えのための資金として使われるものです。企業で言えば減価償却費用となるものですので、精一杯のご協力をお願い致します。

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