2016年12月3日土曜日

お寺の暖房

 
つい先日は源佐さんで著名な青谷町の願正寺さんで連研⑧が行なわれました。本堂は広く11月末という時節も相まって暖房なしではいられない寒さでした。本堂には6台のガスストーブが設置されており、百数十畳の本堂もほっこりとした温かさに包まれました。何でも地区にプロパンガスの供給所があるそうです。普段とガスの使う量が違うということで途中で自動的にストップするというハプニングがありましたが、復旧するとまたすぐに温かくなりました。

当山の本堂は内陣もあわせて70畳ほどですので、エアコンと大型ファンヒーター2台で24度くらいにはなります。以前はファンヒーターが強のままで18度くらいまでしかなりませんでしたが、床を外断熱したのと、窓をペアガラスにしたので随分暖かくなりました。

冬の暖房で大切なのは、換気に注意しながら気密性を高くするということです。 伝統的な日本家屋は夏は良いのですが、冬の寒さに弱いという欠点があります。それを補って余りあるのがこたつです。こたつは人をダメにするくらい気持ちいのですが、本堂にこたつというわけには行きません。

気密性を高めるためには、隙間風が入らないように目張りをすることと、窓ガラス一枚の場合は、内側にカーテンをするなど外気と直接ふれる場所を少なくすること、見てくれを我慢して外断熱をすることだと思います。

そしてエアコンでもストーブでも下から温めるということと、天井の暖かい空気をサーキュレータなどでかき混ぜることが必要です。以上のことをこまめにやることで、今までよりずいぶん暖かくなると思います。

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