お寺は法人という名前はついていますが、実態は家族経営の事業と一緒で、ほとんどが住職と坊守で賄われています。自分で自分の退職金規程を作ることはなかなか出来ませんので、総代さんや護持会の役員さんが中心になって作って欲しいものです。
寺族と言えども退職は必然的にやって来ます。次世代が血脈であれば前住職は自分の親ですから、それなりに考えてくれるでしょうが、新しい寺族が引きつぐことになれば自分たちの生活で精一杯になり、考える余裕がないかも知れません。しかし、退職後も安心して生活できるだけの資力がなければ困ります。そのために元気なうちに退職金規程を作って置くことが必要です。
現状でまとまった現預金がなくとも、制度だけは作って置かなければいざというとき困ることになります。一時金として支払うことが出来なくとも、分割で月々払うことも可能です。これからますます長寿社会になりますので、大切な課題となっていくと思われます。
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