2017年8月31日木曜日

マダニの脅威

今日で8月も終わります。これからは犬の散歩も少しはやりやすくなるのでしょうね。犬は草むらを好んで歩きますし、うんちやおしっこも草むらを探します。その時心配なのがマダニによる感染症です。マダニによる感染症は、重症熱性血小板減少症候群略してSFTSと言いまして、マダニを媒介して犬や猫が感染し、そこから人間に感染します。

人間に感染すると発熱やおう吐、下痢などの症状が現れ、重症の場合は、出血が止まらなくなったり、腎臓の機能が低下したりして死亡することもあります。先月下旬までに280人が感染、このうちおよそ2割にあたる58人が死亡しています。

もともと、マダニは野山に多く生息して、シカやイノシシなどの野生動物の血を吸って生きていますが、その体や毛についていたマダニが、都市部の畑や公園などにも広がり、犬や猫などにつくケースが出てきたと考えられるそうです。我が家の犬も市街地の真ん中でマダニがついていました。かなり大きくなっていましたので、だいぶん血を吸っていたと思います。駆除はかなり困難で、無理に引きはがすと噛みついたあごの部分が残ることがありますので、駆除は獣医師に頼んだ方が良いと思います。

素手でマダニを駆除したときに傷口から感染したり、ペットにかまれて感染したりすることもあります。ペットの体調を管理し、散歩の後は目の細かいブラシでブラッシングするなどして観察することが大切です。

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