2017年8月6日日曜日

森本一夫の昭和絵記



8月4日から8日まで行われている森本一夫さんが書き残したノートを元にしたギャラリーそらで開催されている「昭和絵記」にいってきました。年代順にズラッと並べてありましたので分かりやすかったです。実はこの展覧会を企画運営したのは、坊守の従兄弟姉妹でした。姉弟で何度も協議し、納得いく線で開催したのが今回の展覧会ということでした。

私が知り合ったとき一夫さんは鳥取大丸の宣伝部長でした。私もサラリーマン時代広報宣伝を担当していたことがあり、知り合ってからは話しがあい、口角泡を飛ばして宣伝論を語り合っていたものでした。違うのは実戦部隊のたたき上げということと、知識だけで固めた宣伝担当ということだけでしたが、実戦部隊に敵うことは何もありません。見事に論破されていました。

親類の法事の度に顔を合わせていましたが、そのうち現役を退かれ、現代の宣伝業界のことを聞かれる立場になりました。日々苦しくなっていく広告宣伝費の愚痴を、にこやかに聞いていただいたことを思い出します。

お酒とお話しが大好きで、少々飲み過ぎると、舌の回らない呂律で延々と広告論を聞いたものです。それくらい自分のしてきた仕事にプライドを持っておられました。今回この作品を見て、自分の受けた感覚は間違っていなかったことを確信いたしました。
 
 

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