2017年8月26日土曜日

若婦人研修会本番


 

鳥取因幡組の仏教婦人会連盟主催の若婦人研修会が当山で開かれました。ご講師は島根県大田西組で副組長うぃしておられる浄善寺の柳井宗生さんです。今年還暦を迎えられたとのことでした。講題は「深く因果の道理を弁える」というものでした。弁えるという文字が読めなくて、ネットの助けを借りました。わきまえるという文字でした。

柳井さんの住んでおられるところは標高300メートルということでした。鳥取市で言うと久松山より高いですね。昔は賑やかだったようですが、今は過疎にさらされているようです。こればかりは一住職の努力では如何ともし難いですね。

お話しは声も明瞭で、とても分かりやすく良いお話しでした。ご讃題は「『けいこは春秋を識らず』というがごとし。この虫あに朱陽の節をしらんや。知るものこれをいうのみ」曇鸞大師

けいことは虫偏に恵と虫偏に古という字を書きますが、セミのことです。

セミは7年土中を過ごし、地上に出て蛹になり羽化して成虫になりますが、成虫でのいのちはわずか一週間です。曇鸞大師はセミを笑うなかれ、わたくしも自分の事ばかり考えて、周りのことは何一つ知らない。これではセミと全く同じではないかとおっしゃっています。気が付くと付かないでは大きな違いです。分からない也にも未知に挑んでいく姿勢が大切なようです。
 

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