2017年8月23日水曜日

花ガラの始末

墓地の管理のうち結構大変なのが花ガラの整理です。お墓に一斉に花が供えられるのは、お彼岸とお盆ですが、お盆は真夏ですので三日と花が持たず、ほって置くと水が腐り悪臭を放ちますし、景観が悪くなりますので、お盆が住んで一週間くらいのこの時期に花ガラを回収します。天気のいい日を選んで、朝のうちに花立から抜いて、縛ってある輪ゴムを外して天日にさらします。夕方になると干からびていますので、それを半分に切断しながらゴミ袋に入れて行きます。当山の墓は百基足らずですので、供花はそんなに多くありませんが、それでも二時間くらいかかります。120Lのゴミ袋三杯です。

原則は花ガラは各自がお持ち帰りいただくことになっていますが、枯れた花が長期間放置されていることもあります。見た感じも良くありませんのでお寺で回収するようにしています。最終的な回収は環境事業公社さんにお願いしています。

当山の場合は、護持会費の中から墓地管理のための費用をいただいています。若いころは父の姿を見て、もっと効率的にやればいいなどと思っていましたが、自分が手をかけることで墓参りとはどういうことなのかということが分かり、墓参りの人の気持ちが分かるものです。効率第一からは何も生まれません。
 

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