2017年5月18日木曜日

インドネシアからのお客様



先日百か日法要を終えたご門徒さんの関係で、インドネシアの大学から学長さん他7名の方がお寺へおいでになりました。以前から鳥取大学と交流があったようです。今回はお墓参りを兼ねて日本に来られたようです。言葉が通じないので、鳥取大学に留学しておられるインドネシアの方を通訳として同行していただきました。

本堂に案内したところ、荘厳さにビックリしておられましたが、一番興味を持たれたのが六道絵図と地獄絵図でした。浄土真宗で飾っているお寺は少ないと思いますが、うちにはなぜか昔からあります。それを見たことをきっかけに仏教についていろいろ質問されました。インドネシアは世界最大のイスラム国なのです。人口は約2億5000万人です。島国というイメージですが、島の総数は一万を超えます。また東西に長くその長さは5,000キロを超えます。

質問の一つはイスラム教やキリスト教は一神教であり、すべてがそこからスタートしますが、仏教では何が中心となるものですかというものでした。また、それ以外にも「人間は六道を巡るという事ですが、死ぬと何処に行くのですか」「浄土に行くまでにどのくらい期間が必要ですか」というような質問がありました。いずれも一言で答えられるようなものではありませんが、何とか時間をかけてお答えしました。なぜこのような質問が出たのかというと、自分たちの国のイスラム教と何処がどのように違うのかということを勉強したかったようです。
突然の訪問に驚きましたが、少しでも国際交流のお役に立てれば幸いです。

 

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