2017年5月26日金曜日

理想の寺院経営

実際に実践しておられるお寺さんの例を真似て、理想の寺院経営について考えて見たいと思います。これは水月昭道さんの著書「お寺さん崩壊」を参考にしています。

一つは世襲制を見直そうというものです。浄土真宗では親鸞聖人の時代から世襲制を踏襲して来ましたが、明治時代の法改正によりどの宗派の僧侶にも妻帯が認められるようになりました。それを機に宗派を問わず世襲制が広まりました。世襲制にも良いところと悪いところがありますが、現代は跡を継ぎたくないという話しもよく聞きますので、広く公募するという方法も考えなければなりません。その場合は、公募社長のように応募したいという気持ちにさせる仕掛けが必要です。

二つ目は、お寺だけで充分食べて行ける仕組み作りです。夫婦子供二人で生活していくためには、年収ベース手取りで最低でも500万円は確保したいところです。世襲でないという事になると、二世代同居という事は難しいので、住職退職後の住居も含め事前に考えておかなければなりません。三つ目は減価償却費の考え方を寺院会計に導入することです。二億から三億という本堂建築費をその時の檀家組織だけで担うことは出来ません。少なくとも三世代程度の計画を持って置くことは必要だと思います。明日に続く 

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